それぞれのステージで成長とやりがいを実感しながら、キャリアを重ねていく。
- 女性総合職座談会 -
メンバー紹介
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H.K.
文学部卒
2023年入社 - 産業資材営業本部 産業用紙部
- クラフト紙をはじめとする包装用紙の手配や得意先への納品などを行うデリバリー業務を担当
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M.S.
法学部卒
2020年入社 - 産業資材営業本部 直需部
- 食品パッケージ、トレーディングカード向けの板紙などを主に扱う部署で、提案営業を行う
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M.Y.
文学部卒
2015年入社 - 国際事業本部 国際業務部
- 数十社ある海外グループ拠点の業績管理、M&A後の業績管理および各種サポート、駐在員の支援などを手がける
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A.O.
経済学部卒
2014年入社 - 企画本部 経営企画部
- 営業・事業支援のための各種施策の推進のほか、ビジョン、中期経営計画等の策定に携わる
取材時
社員の皆さんが包み隠さず話してくれたので、安心して入社できました
テーマ 1:入社理由は?
- H.K.
- 日本紙パルプ商事を知ったきっかけは、先輩からの紹介でした。学生にはあまり知られていないけれど、紙の業界では有名な企業のひとつとして教えてもらいました。
選考が進む中で、「紙は身近な存在だけど、用途や種類など、意外と知らないことがたくさんある」「化粧品パッケージや食品パッケージなど、身近なものも紙化が進んでいる」など、私が就活をしていたときはちょうど脱プラスチックの気運が高まっていたことも重なり、どんどん興味を持つようになりました。 - M.S.
- 私の場合は、運動部に所属していて就活に割ける時間が少なかったので、会社説明会などと並行して、スカウトサービスを使って企業情報を探していました。この会社を知ったのもそのスカウトサービスで人事の方から連絡をもらったのがきっかけです。正直言って聞いたことのない会社だったのですが、対応が丁寧で好印象でした。
私自身、日記を書くのが好きだったり部活の練習メニューを紙に書いたりしていて、紙はとても身近にあったので、これからも関わっていくだろうなあと思えて志望動機が強まりました。さらに、就活の軸として、製品を売るだけではなく、自分で考えて製品サービスを提案する仕事をしたいと思っていたのも、この会社に入社した大きな理由のひとつです。 - M.Y.
- 私は文学部卒で、大学院への進学も視野に入れながら、出版社や印刷会社、教育関係、大学職員などを中心に就活を進めていました。大学で開催された合同説明会で話を聞いて、本が好きで、もともと紙も好きなアイテムでしたから、興味を持ちました。
- A.O.
- 私もみなさんと同じように、「紙」がきっかけとして大きかったです。
私は就職活動中にモチベーションの下がった時期がありました。今もですが、当時は特に、自分でラッピングしてプレゼントすることに凝っていたので、ラッピングペーパーを選んでいるときに「紙っていいな」とふと思って。自分が好きなものに触れて仕事をしていく方が、モチベーションを保てると気づいて、紙に関わる業界を調べるようになったんです。
紙をつくりたいというよりは、素敵な紙を人に届ける仕事をしてみたいと思い、紙に関わる専門商社に絞り込んでいきました。そして、長い歴史を持つリーディングカンパニーなら安定していると思い、ここを受けました。 - M.S.
- 私は、この会社は明るくて真面目な社員の方が多い印象を受けて、自分に合う、と思ったのも入社理由のひとつです。人事の方とやりとりしたり、説明会に参加したりするうちに、よりそう思うようになりました。
また、就活でいろいろな不安を持った私に、人事の方がやさしく寄り添ってくれました。人事だけでなく、先輩社員訪問をした社員の方も訪問後にメールをくださって、忙しい中でも学生の自分にきちんと接してくれました。そういうのも、いいなと思いました。 - H.K.
- わかります。私はコロナ禍での就活でした。オンラインで最終面接まで終わる企業が多い中で、この会社は二次面接から対面でした。一人の就活生として向き合って話を聞いてもらっている感覚がありました。
面接後、人事の方から直接フィードバックをいただいたりもしました。先輩社員訪問では包み隠さず話をしてくれて、安心できました。 - M.Y.
- 長く働くにあたって、一緒に働く人はとても重要ですよね。説明会や面接のときに人事の方が正直に向き合ってくれて、表裏のなさに好印象を受けました。
- A.O.
- 正直に話してくれる安心感は、私も感じました。先輩社員訪問で、本当に赤裸々な話をしていただいた記憶があります。

先輩の視野の広さや周りの人の仕事に惹かれて、私も成長したいと思える会社
テーマ 2:仕事のやりがいは?
- M.S.
- 「印刷予定が変わったから紙の納期を早めてほしい」「仕様を急遽変更させてください!」など、毎日いろんなハプニングが起きます。入社したばかりのころはあたふたしましたが、先輩に教わったり仕事を覚えたりしていくうちに、自分で乗り越えられるようになり、少しずつ成長を感じられました。
また、最近では、自分で考えた提案を形にしたいという就活の軸も、徐々に叶えられてきていると感じます。この仕事なら「A・B・Cのうち、お客様の要望に合うのはどの紙だろう?」と考えながら、お客様のニーズや課題に応える提案もできますし、仕入れた紙をそのまま納めるだけではなく用途に応じて加工して製品として販売することもできます。自分が最終形まで考えて提案できるのが、現在の部署で働く面白さですね。 - H.K.
- いいですね。私も営業職ですが、M.S.さんのように、自分なりの提案を形にするところまでは現時点ではまだできていません。今は、商品の納品までの手配などを行うデリバリー業務を担当しています。仕入れ先とも得意先とも物流とも会話して、全部ひとりで進められる範囲を広げているところです。まだ経験が浅く大変ですが、問題を解決したり、お客様の要望を叶えて感謝されたりするときにはやりがいを感じます。
この仕事で必要なのは調整力だと思います。うちの会社はもちろん、お客様だけが得をしてもダメですし、それぞれの立場に立って一番よい選択を考えるようにしています。 - M.Y.
- 素晴らしい……。
- A.O.
- 勉強になります。商社としてすごく大事なことを忘れかけてました(笑)。
私は、海外子会社も含めてグループ全体を見る機会が増えてきました。経営についても少しずつ見えてきたところです。経験を重ねるほどに、上長や先輩などとの関わりも仕事の責任も増えて、会社や事業全体に対する視野が広がっている実感があり、だからこそ勉強をしなければという気持ちにもなります。より多くの人に伝えなければならないことを深く考えることにやりがいを感じますし、視座がどんどん高くなっていることに自分の成長を感じます。 - M.Y.
- 在籍している海外事業管理課では、海外拠点の業績管理などがあり、経営やM&Aなど広い視野で事業や会社の成長を見ることが求められます。駐在員支援も業務のひとつなので、日本とは異なる環境下でも頑張っている駐在員をサポートすることにやりがいを感じます。
ちなみに、私は海外研修制度に応募し選考を経て、実際に現地に行き英語を勉強しました。その後に今の部署に異動しました。入社当時から英語を活かして働く先輩たちの姿に憧れがあったので、今では自分も英語で仕事を進められるようになったことがうれしいです。
海外研修は学生生活のように新しい刺激がたくさんあって楽しかったです。アメリカで約5カ月間、英語の勉強に集中できて、会社の制度を活用させてもらえたのは貴重な人生経験にもなりました。

育児と仕事の両立。みんなで助け合う文化があります
テーマ 3:日本紙パルプ商事は働きやすい?

- H.K.
- 比較的女性社員よりも男性社員が多く、歴史の長い紙の専門商社ということもあり、縦社会のようなイメージを持たれるかもしれませんが、そういった働きにくさは感じません。男女問わず育休が推奨されていますし、性別による配属や待遇の差もなく、バランスが取れていると思います。
- M.S.
- 私の部署は比較的男性が多いですが、取引先の印刷会社さんやメーカーさんには同年代の女性の方がいらっしゃって、いろいろなことを共有したり目標にしたり。自分なりに学びたいことやコミュニケーションを広げて、自由に動ける会社だと思います。
- A.O.
- M.Y.さんは、海外研修から戻ってきて出産を経験していますが、子育てと仕事の両立で苦労したことはありますか?
- M.Y.
- 私は今の仕事がとても好きで、できるだけキャリアに穴を開けたくないと思っていました。なので、ワーキングマザーの先輩社員の方たちの経験談もお聞きし家族と話し合った上で、産後3ヶ月で保育園に預けて職場に復帰しました。家族に理解してもらったのはもちろんですが、同じ部署の方や課長から「サポートする」と言っていただいて、ありがたいことに、なんとか仕事と育児の両立ができています。実際、子どもが急に熱を出して看病のために休暇を取らざるを得ないときには、皆さんがカバーしてくださり、いつも感謝しています。子育ての苦労を理解してくれて、みんなで助け合う文化が日本紙パルプ商事にはあると思います。
- A.O.
- 私も子どもがいますが、熱を出したときなどに、こちらが気を遣わないようやさしく配慮してくれて、遠慮なく休みをとらせてくれます。「先週うちの子も熱出してたよ、流行ってるね、お互い頑張ろうね」みたいに言って、休みを取りやすい雰囲気をつくってくれるのはありがたいです。
振り返ると、そろそろ育休も終わるころ、保育園になかなか入れなくてとても焦っていたときがありました。そんなときに「お母さんの代わりはいないから、お子さんのために取れるだけとっていい。もちろん早く戻ってきてほしいけど、まずは会社のためより自分のために、子どものためを優先してね」と言われて、この言葉に随分と助けられました。早く職場に戻らなくちゃと焦る気持ちが落ち着いて安心できました。女性に限らず、男性で育休を取る社員も増えており、育児と仕事の両立に理解がある会社だと思います。
会社全体をサポートする仕事をしてみたい
テーマ 4:将来の目標は?

- H.K.
- 経験を重ねていけば、スケールの大きい仕事ができると先輩方から聞いています。何年かかるかわからないですが、自分でアクションを起こして、そういう仕事を実現できればと思っています。
- M.S.
- 自分の原動力のひとつが「目の前の人を助けたい」なんです。この気持ちはこれからも大事にしながら、M.Y.さんやA.O.さんのように経営視点を身につけたいという思いもあります。だから、A.O.さんがいらっしゃる経営企画や人事の仕事など、営業とは異なる、広い視野で会社全体をサポートする仕事を、いつかしてみたいですね。
- M.Y.
- 私は今、駐在員と業務で関わることが増えています。現地業務の大変さは日々感じていますし、海外のさまざまな地で懸命に働く駐在員は素敵だなと思います。その中で、自分も駐在員になってみたいという気持ちが芽生えているのを感じます。女性社員で子連れでの駐在を実現した人がまだいないということもあり、会社に新しい選択肢を増やせたら。
- A.O.
- いいですね。私は今の業務を極めるというのが目標です。例えば、事業計画は、社員全員に理解してもらうことが非常に重要だと思っています。そのためには、まず私が会社のことをよく理解しなくてはいけない。方針やビジョンなどを社員全員が理解でき、業務で活用できる。そんな体制を強化するために、まずは正確かつスピーディに、人に伝わる資料・データづくりのスキルを磨いていきたいです。
また、紙については、ニーズが横ばいになる限界点があるのが現状です。紙を扱うリーディングカンパニーとして、新たなニーズやソリューションを発見していかなければなりません。それには、会社全体、あらゆる部署の協力が必要不可欠です。企画本部としては、各部署で考えた新しい紙の活用方法や新たなニーズなどを、横のつながりをつくって探究できるようにしたいです。そうした体制や仕組みを築き、新しい価値創造を積み重ねて、「紙そのものの価値を向上させる企業=日本紙パルプ商事」として広げていけたら。それを実現することは、私たちにとって外せないミッションだと思っています。
