働く環境Working Environment

研修システム

環境変化が目まぐるしい今日、社員一人ひとりの能力格差が企業力格差へとダイレクトに結びつく時代になっています。
当社では人材育成こそが企業成長の最大の鍵であると考え、社員の能力開発に力を注いでいます。
日常業務を通じての計画的な教育であるOJTと、必要な能力や知識を習得する場としての集合研修を相互補完的に実施するとともに、自己啓発を積極的に支援する制度を設けています。
OJT、集合研修、そして自己啓発支援を有機的に結合し、自らの能力開発に主体的に取り組んでいく社員の育成に努めています。

新入社員

新入社員入社時研修(4月)

入社時研修には、(1)会社生活へのソフトランディング、(2)当社社員として必要最低限の基礎知識を習得する、という2つの目的があります。
(1)は、学生から社会人への意識の切り替えを図り、併せて社会人として「働く」とはどういうことなのかを考えていきます。
(2)は、仕組み(制度、組織)と企業活動(機能、役割)を通じて当社の全体像を理解するために、講義とこれに付随する見学を実施し、ビジネスマナーのトレーニングを徹底して行います。
研修終了が当社社員としてのスタートラインとなります。

新入社員指導員制度(1年間)

新入社員の成長には初期教育が大きく影響します。そこで、先輩社員が新入社員をマンツーマンでサポートし、日常業務を通じて業務上必要となる知識やスキルを習得させるとともに、社会人として相応しい態度・行動を身につけさせる「新入社員指導員制度」を設けています。
指導員は新入社員それぞれの能力・適性・個性に応じたきめの細かい指導を行うだけでなく、スムーズに会社生活に溶け込めるように積極的にバックアップし、 新入社員の早期育成につなげています。

物流体験研修(7月)

紙パルプ専門商社である当社を、その機能のひとつである「物流」という切り口から理解する研修で、入社3ヶ月後に実施します。商品である紙を倉庫で保管し、需要家が指定する場所まで配送することがベーシックな物流機能ですが、全てがシステム化された日常業務からはその実態が見えづらくなっています。そこで、当社が担う物流機能の重要性を実感として理解するために、実際に配送トラックに同乗し、商品の出庫から納品までの一連の流れを体験します。自らの担当業務が当社の活動・事業の中でどういう位置づけにあるのかを理解することにもつながり、仕事に対する責任感も醸成されます。

中堅社員

各階層別研修

当社では、社員の能力開発を基調に、業績への貢献度、期待役割の遂行度、期待される業務遂行行動を厳正に評価する仕組みを設けており、それぞれの社員が相応しい役割グレードに格付けされます。入社後、年次を経て経験を積むにつれ、会社内での役割グレードがアップしていきますが、昇格後にそのグレードに期待される役割を理解し、ワンランク上の業務遂行につなげるため、昇格対象者を一同に集めて階層別研修を実施しています。日々それぞれの持ち場で異なった仕事をしている同年代の社員が集まり、積極的なディスカッションをすることで、お互い良い刺激を得ることができるのも大きな特徴です。

選択型研修

コア人材に必要な経営知識やマネジメントスキルの習得を目的とする研修で、複数の講座の中から本人が主体的に選択し受講するカフェテリア方式の研修です。チームをまとめ業務を円滑に遂行していくために不可欠なコミュニケーション力や、高度化・複雑化する組織課題や業務課題を達成するうえで必要となる知識について学び、実践へと導くプログラムとなっています。なお、選択型研修の修了は、昇格の要件となっています。

海外研修制度

経済活動のグローバル化が進展する中、国際的視野を備え、外国語による実践的なコミュニケーション力を有する人材を育成するために、海外研修制度を運用しています。所定の応募資格および能力、適性を満たしていると認められると、海外の語学研修機関に半年~二年間派遣され、語学力の向上に全力を傾けます。また、研修地において民族・文化・習慣の違いから派生する価値観や行動様式の多様性を肌で感じ、理解、受容していくことも当研修の目的のひとつに掲げられています。研修終了後は貿易業務を主に行う部署へ配置されるケースが多く、研修の成果を業務で発揮してもらいます。

新入社員 中堅社員 管理職

自己啓発援助制度

自己啓発は個人が能力向上のために自主的に行うものですが、当社では社員の自己啓発を奨励し、積極的に支援しています。現状の業務において必要なスキル・能力を学ぶ科目講座や、将来に向けた能力開発として妥当と認められる科目講座について、受講にかかる費用を援助するほか、希望者には通信教育講座などの紹介を行っています。毎年、多くの社員がこの制度を利用して語学、計数、情報・システムなどの分野や、資格取得といった方面での自己啓発を図っています。

キャリア採用