世界各地のニーズに合った最適な製品の調達と供給に努めます。
当社は1899年(明治32年)の海外進出以来、文化や商習慣が異なるさまざまな国と地域で粘り強くビジネスを継続し、地域に根づき、ノウハウを蓄積しながら事業を展開してきました。現在では、アメリカ、イギリス、オセアニア、インド、香港、シンガポール、マレーシアで紙商を経営し、保管・配送機能を備え、域内に製品を安定供給する体制を構築。印刷工場や紙加工会社などへの納入にとどまらず、PPC用紙などの製品を消費者の手に届けるまでをビジネス領域としています。
当社グループのように世界中で紙卸売事業を展開し、さらに各国・各地域に根づいたビジネスを行っているグローカル企業は、世界にもほかに類を見ません。地球規模でのシナジーを創出し、「世界最強の紙流通企業」を目指しています。
当社は1899年の海外進出以来、文化や商習慣の異なるさまざまな国と地域で粘り強くビジネスを継続し、販売網を構築してきました。近年では、海外の戦略市場におけるM&Aの実施により、各地の有力な紙卸商をグループ会社に加え、世界をつなぐグループのネットワークを拡充しています。また、米国、英国、オセアニア、インド、香港、シンガポール、マレーシアでは、自社で在庫・配送機能を持ち、現地に根差したビジネスを展開するなどグローカリゼーションを推進、世界最強の紙流通企業を目指して挑戦を続けています。
一方、紙の需要は近年、電子化・ペーパーレス化などの影響により、多くの先進国において減少傾向で推移してきました。さらに、2020年3月からの新型コロナウイルス感染症の世界的な流行が、世界中の主要市場で急激な需要減少・価格下落を引き起こし、当社グループの各国における事業環境にも大きな影響を与えています。
このような状況下にあっても、当社グループは築き上げてきた強み、すなわちグローバルネットワークを最大限に活用し、ノウハウや情報、商材を全世界のグループで共有・連携するとともに、合理化をいっそう推進することで、この難局を乗り越え、あるべき姿の一つに掲げている「世界最強の紙流通企業」の実現に向かけた取り組みを継続していきます。