工業化や人口増加による地球環境の危機が指摘され、国連など世界的な枠組みで環境問題が議論されるようになった1970年代、当社は、「紙の安定供給を将来にわたり果たしていくためには、再生資源である古紙の利用促進が不可欠である」という認識を強め、古紙再資源化事業を本格化させました。
「事業活動による環境保全への貢献」は当時より当社に根づく確かな意識であり、今日われわれが掲げる「社会と地球環境のよりよい未来を拓く」という当社グループの使命につながるものです。
その共通意識のもと、当社は近年、気候変動への対応をはじめとする地球環境問題への取り組みをグループの枠組みでさらに推し進め、カーボンニュートラルなど国際社会共通の目標への貢献を目指しています。2022年には企業理念とサステナブル経営をつなぐ企業行動憲章、役職員行動規範を改定し、サステナビリティ基本方針を制定するとともに、従来の「環境方針」を「日本紙パルプ商事グループ環境方針」として改定しました。また、推進体制もグループの枠組みとして再構築しています。