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紙が塗り替える風景

本格仕様の切符型メッセージカード

2021.09.01

今となってはノスタルジーを感じさせる紙の切符。
小さな紙片に必要な情報をきっちり収めた券面は、機能美の象徴でもある。
そのさりげなさを取り入れたメッセージカードが人気だ。
誰もが気負わず使えるメッセージカードは、どのようにして生まれたのだろう。

  • コラム

特注紙と専用印刷機でつくる他社にまねできない商品

著名な作家が昭和の頃に書いたエッセイに、電車に乗ると必ず切符をなくすというものがあった。ユーモアをまじえて綴られたその内容に共感を覚えたのは、それだけ切符が身近な存在だったからでもある。

最近では紙の切符を使う機会もめっきり減り、ICカードやスマートフォンにとって代わられたが、なくさないように気をつけながら扱った切符の感触を懐かしく思う人は少なくないだろう。

「いろ色きもちきっぷ」は、その切符をモチーフにしたメッセージカードだ。カラフルなパッケージに収まっているのは、まさに見覚えのある切符そのもの。ただし、行き先や乗車料金の表示はなく、代わりに「ありがとう」「おめでとう」というメッセージが印刷されている。

メッセージを除けば見た目も手触りも切符そっくりだが、それもそのはず、このカードを製造販売している山口証券印刷株式会社(東京都千代田区)は、かつての社名を「山口乗車券印刷所」といい、鉄道会社が発行する本物の切符の印刷を、長年にわたり手がけてきた会社である。

今も記念乗車券や鉄道会社の販促グッズなどを制作しており、2017年にはその経験を活かした自社ブランド「Kumpel(クンペル)」を立ち上げた。Kumpelには鉄道をテーマにした文具が揃い、中でもひときわ人気なのが「いろ色きもちきっぷ」である。

その魅力は、なんといっても本物の切符の印刷ノウハウを詰め込んだカードの仕様にある。




切符のデザインにもとづいた「いろ色きもちきっぷ」。宛名を書き込める「 から ゆき」の欄や「ご利用当日1回限り有効」の但し書きが微笑ましい。「じゆうきっぷ」は自分でメッセージを書き込める

「全体のレイアウトや細かな但し書き、右上に開けた小さな穴などは、実際の券面を踏襲してデザインしています。なんとなく切符をまねて“切符風”にするのではなく、ぬくもりのある切符の存在感をしっかりと再現することに気を配りました」と語るのは、「いろ色きもちきっぷ」のデザインを担当した同社社員の林商美さんだ。

そのデザインを支えているのは、切符専用の古い印刷機と、特注の専用紙の存在である。

「いろ色きもちきっぷ」に使われているのは、硬券、つまりボール紙のような分厚い切符と同じ紙だが、硬券には偽造を防ぐために特注紙が用いられており、同社はそれを入手できる数少ない会社だ。「いろ色きもちきっぷ」はこの特注紙を使い、また印刷は、50年以上使い続けている切符専用機で行っているが、この印刷機は鉄道博物館に展示されているものと同型なのだという。

「この二つは他社にまねできない、当社ならではの資産です」と語るのは、同社取締役の山口真司さん。Kumpelのブランドを立ち上げたメンバーのひとりである。


切符には使用後ひもで束ねて管理するための穴がある。それを引用したカードはこんな使い方もできる

「Kumpelを立ち上げたのは、自社の歴史を活かして何か新しいことができないかと思ったからです。実用的で繰り返し使いたくなるものを生み出せれば、なおいい。そう考えたときに、戦前から続けている切符印刷のノウハウを引用するのは、ごく自然な流れでした」と山口さんは説明する。

同社は今年、創業一〇〇年を迎えた。時代の変化とともに切符の需要が減少する中、磁気カードなどの印刷へと事業領域を拡大して成功を収めてきたが、切符への愛着は今も「いろ色きもちきっぷ」をはじめとしたKumpelの商品の中に息づいている。

「Kumpel」はドイツ語で「相棒」を意味するという。その言葉通り、ラインアップされた文具はどれも相棒として手元に置き、長く使いたいと思わせる、さりげなくもあたたかな表情をもっている。

「デジタルのほうが便利に使えるものは多いですが、紙であることに意味があれば、それは今後も必ず残っていくはず。ずっと手元に置いておきたいと思える、価値のあるものを今後も作っていきたいですね」と山口さん。

素直な気持ちを伝えるアナログなカードも、そんな「残っていくもの」のひとつになりそうだ。

ライター 石田 純子


「いろ色きもちきっぷ」は切符専用の印刷機でつくられる。印刷機は50年以上稼働している貴重なもの

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