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紙が塗り替える風景

提灯から生まれた現代的なランプシェード

2013.11.01

提灯をアレンジした照明のシェードは珍しいものではない。
しかしこのシェードを見て、小さな驚きを感じる人は少なくないだろう。
モダンな形とクラシックな風合いが融合するオブジェのようなシェードは
どんないきさつで生まれたのだろう。

  • コラム

新しい技術とデザインを提灯に取り込む

あたたかな光を放つ、ふっくらとした鳥や頭像の形の灯り。これらは提灯の製法を応用して作られた照明器具である。水府提灯(すいふちょうちん)の産地、茨城県水戸市で江戸時代から提灯をつくり続けてきた鈴木茂兵衛商店が開発し、2009年から販売されている。
他に類を見ないユニークな形状はアーティストのミック・イタヤさんのデザインによるもの。ミックさんのスケッチを元に、まず同社の技術者が形状をCADデータに置き換えて原形となる金属の型を切り出し、その型を使って成形した芯材に和紙を貼るという手順で、一つ一つのシェードを手作りしている。

最初の発表の場となったのは、水戸の偕楽園で早春に開かれる夜梅祭り(よるうめまつり)だった。6種類のデザインを実作して園内にある好文亭という建物の室内灯として使用したところ、現代的な造形と和の風情がマッチした灯りとして、来場者の評判を呼んだ。その後もバリエーションが追加され、ミックさんの名前を冠したMICシリーズとして、今では28種類の製品が揃う。

いずれも基本的な製法は昔ながらの提灯と変わらないが、光源にLEDを取り入れるなど、時代に合わせて進化した点も多々ある。LEDはエネルギー効率がよいだけでなく、熱をもたないため、通常の提灯のように上下に放熱用の開口部を設ける必要がない。そのため造形の自由度が増し、鳥や頭像のような形状をつくることが可能になった。もしLEDのシャープな光が気になるのであれば、スイッチを調整して、ろうそくのようにゆらぎのある光に変えることもできる。
ほかにも音感センサーを取り付けて、ポンと手を叩くだけで点灯や消灯が行えたり、底部に丸みをつけて横から押すと起き上がりこぼしのように揺れて元に戻る構造を取り入れたりと、楽しい仕掛けがさりげなく施されている。

このように時代に即したテクノロジーを取り込む一方で、伝統的な提灯の良さは変わらず受け継いでいる。紙には薄く丈夫な楮紙(こうぞし)を使い、複雑な形状でも畳めば平たくコンパクトに収納できるところなど、まさに水府提灯と同じだ。芯材となる骨の造りも丁寧で、繊細な手仕事の痕跡がうかがえる仕上がりは、老舗ならではのクオリティだろうか。

ちなみに一部の製品は、光源などを埋め込んだ底部の樹脂製ユニットのサイズを統一しているため、紙のシェード部分だけを取り替えて使うこともできる。これも昔、傷んだ提灯の紙を剥がして残った骨に新しい紙を貼り替えて使い回していたことにヒントを得たのだという。

「提灯はもともと消耗品として発展したものです。火が移って燃えたり破れたりすれば、新しいものに変えるのが当たり前でした。しかし今の時代にそうした道具が必要とされているかというと、そうではない。では提灯の魅力って何だろうと考えたときに、紙を通した情感のある光を醸し出せることではないかと思ったんです。温かな光によって、灯りを囲む人のコミュニケーションが豊かになる。音感センサーや起き上がりこぼしの機能をつけたのも、それがちょっとしたコミュニケーションのきっかけになるから。まあ、私が新しもの好きだからという理由もありますが(笑)。これからも先端技術を取り入れつつ、今の時代に合った提灯の新しい形を提案していこうと思っています」(鈴木茂兵衛商店社長・鈴木隆太郎さん)


早春の梅見に際し、偕楽園好文亭に置かれた照明の一例


鳥の形のランプシェード。底部に丸みがあり、押すと起き上がりこぼしのように元に戻る


頭像形のランプシェード


頭像型のシェードを畳んだところ。提灯の構造を踏襲しているのがよくわかる

伝統的な提灯のエッセンスを継承しつつ、現代的な表情を加えたランプシェードの数々。紙を通した柔らかな光は、アナログなぬくもりを求める気持ちと、技術の進歩が相反するものではないことを教えてくれる。

ライター 石田 純子

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