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紙が塗り替える風景

道の駅で体験する和紙漉き

2025.09.01

道の駅の楽しみといえば、グルメや地産品が真っ先に思い浮かぶ。しかし2025年春、山梨県にオープンした「道の駅にしじま」は、本格的な紙漉き施設を備え、和紙漉き体験を目当てに訪れる家族連れがあとを絶たない。子供から大人まで幅広い層にアピールする、その様子を紹介しよう。

  • コラム

幅広い層を呼び込む和紙のテーマパーク

「和紙漉き体験の予約は当日の朝9時から受け付けていますが、休日にはその予約があっという間に埋まってしまうんです」と、ほがらかに語るのは保坂祐介さん。山梨県身延町西嶋地区にある「道の駅にしじま 和紙の里かみすきパーク」の「駅長」だ。

この道の駅には、リフレッシュスペースや買い物スペースのほか、和紙の展示や体験コーナーを備えた「かみすき館」が設置されている。道の駅の楽しみといえば産直品の購入が定番なのに対し、ここでは和紙漉き体験がメインで、その合間に買い物や食事をするお客が多いのが特徴だ。


「道の駅にしじま 和紙の里かみすきパーク」の全景。向かって左側が「かみすき館」で、入り口に大きく掲げられた「か」の文字が目印

紙漉き用の簀桁(すげた)を持ち、水の中で揺らして和紙を漉く作業は、小さな子供でも行える。そのため就学前から小学生くらいの子供を連れた親子の申し込みが目立つという。うちわやランプシェード、タペストリーなど、仕上げる形状を決めてから和紙を漉き、色付けをするまでが20分前後。漉き上がった和紙が乾くのに約40分。合わせて1時間というほどよい長さも、気軽に申し込めるポイントかもしれない。

施設内には書道体験コーナーもあり、こちらは大人の利用がやや多くなる。和紙漉き体験で色付けまで済ませた後、和紙の乾燥を待つ間に書道体験をして、余裕があれば買い物や食事をし、和紙や和紙製の雑貨をお土産に買って帰るのが、この道の駅を最大限に楽しめる過ごし方といえそうだ。

「道の駅にしじま」が立地する西嶋地区は、戦国時代に起源をもつ西嶋和紙の産地である。西嶋和紙は記録用などの実用紙として発展してきた。墨色の美しさが映え、適度なにじみができることから、書道用紙や画仙紙として今も愛用者は多い。

和紙漉き体験や書道体験が行える「和紙の里かみすきパーク」は、その歴史ある西嶋和紙の魅力を伝えるのに一役買っているが、ゼロから施設を立ち上げたわけではなく、もともとプロ向けの紙漉き工房を備えた町立の施設として、職人が仕事で使うかたわら、訪日観光客などを受け入れていた。それを改修・増築して道の駅にし、より幅広い人々が訪れる場所としてリニューアルされたものだ。

現在も観光客だけでなく、地元の紙漉き職人が機材の使用や集会などのためにたびたび訪れており、観光拠点と産業振興の両面から活用されている。

町立施設のリニューアル後の姿として、「道の駅」という誰にとっても親しみやすい様態が採用されたのは、紙漉きを伝統工芸の枠だけに収めず、今日的な産業としても発展させていきたいという西嶋の人々の意志の表れに思える。

近年、西嶋地区では紙漉き職人と製紙会社の協力のもと、和紙製のサウナハットを商品化したり、和紙と皮革を組み合わせて靴や鞄に仕立てる試みが進んでいるという。

「破れやすいといった紙の欠点を克服し、生活の中に溶け込む製品も新たにつくられています。ここ『和紙の里かみすきパーク』では、そういった新しい動きも踏まえ、和紙の魅力を発信していきたいと思います」(保坂さん)

観光客・子供・現役の職人というさまざまな属性の人々が「紙漉き」のキーワードのもとにここを訪れ、それぞれの目的を果たしていく。ものづくりの過程を目にする機会が減るなかで、自分たちが日頃何気なく使っている紙が、かつてこのようにしてつくられていたと知ることは、子供たちにとって新しい発見となるだろう。それを見守る大人たちにも、はっとするような気づきを与えてくれるに違いない。


かみすき館の中で行われている和紙漉き体験。地域で発展してきた西嶋和紙の技術にもとづいている


本格的な道具を使う和紙漉き体験は、色付けや乾燥も含めて1時間ほどで作品が完成する


西嶋和紙は書道用紙や絵手紙用の画仙紙として親しまれており、かみすきパークの中にも書道体験コーナーがある


ライター/石田 純子 著書に『デザイナー・編集者のための紙の見本帳』(エムディエヌコーポレーション)ほか


■ コラム「紙が塗り替える風景」のバックナンバーはこちらからご覧いただけます。

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