日本紙パルプ商事株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 社長執行役員:渡辺昭彦)のグループ会社で廃プラスチック・古紙を再資源化する総合リサイクル事業を行う株式会社エコポート九州(本社:熊本県熊本市、代表取締役社長:石坂孝光、以下「エコポート九州」)は、2024年10月23日に、九州大学グリーンテクノロジー研究教育センター、株式会社レゾナック、丸紅株式会社、三井住友信託銀行株式会社との連携協定を締結しました。 エコポート九州はこの協定締結により、廃プラスチックを適切に分別して資源として活用するマテリアルリサイクルとケミカルリサイクルのベストミックスによるリサイクルプロセスの構築と早期社会実装を目指してまいります。
エコポート九州は創業以来14年間にわたり、機械的手法によるマテリアルリサイクルを中心とした廃プラスチックの再資源化事業を行っています。2022年にプラスチック資源循環促進法が施行されるなど、リサイクルに対するより高度な技術へのニーズが高まっているなか、これまでも循環型社会形成に向けたさまざまな取り組みを進めてまいりました。 その一環として、九州大学グリーンテクノロジー研究教育センター、株式会社レゾナック、丸紅株式会社、三井住友信託銀行株式会社が九州地域において産業界や自治体から排出されるさまざまな廃棄物や未利用資源を活用する九州地区初の地産地消型プロセス確立を目指して2024年1月に発足した資源循環型社会九州モデル構築のための共同事業体である「知の拠点」との連携協定をこのたび締結いたしました。
■廃プラスチックの資源化には高度分別が必要
高度利用に向けては、雑多な廃プラスチックを適切に分別し、マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクルに供する技術が不可欠です。エコポート九州では、九州地域で排出される廃プラスチックによるマテリアルリサイクルとの多段階の連続した有効活用も視野に入れたケミカルリサイクルプロセスの九州地域での社会実装を目指しています。
九州一円から集められた廃プラスチックを高度に分別することで効率良く石油代替資源に変換可能
■九州地域でのケミカルプロセスとのベストミックス
九州地域から回収した廃プラスチックをエコポート九州にて選別して効率良く資源化したのち、「知の拠点」との連携により廃プラスチックの有機成分を熱分解・油化し、株式会社レゾナックが保有する石油化学プラントに投入、基礎化学製品に変換するプロセスを構築します。九州地区から排出された廃プラスチックを九州圏内で基礎化学製品に変換する地産地消型プロセスを確立し、「ゼロカーボン」「環境保全」と「経済循環」を両立させる資源循環社会九州モデルの社会実装を目指します。
廃プラスチックを基礎化学製品に転換することで、石油代替資源として活用し、プラスチックに戻すことが可能
社名 | 株式会社エコポート九州 | |
---|---|---|
代表 | 代表取締役社長 石坂 孝光 | |
所在地 | 熊本県熊本市西区新港一丁目4番地10 | |
ウェブサイト | https://eco-port.jp/ | |
設立 | 2007年10月19日 | |
資本金 | 4億9,000万円 | 事業内容 | 廃プラスチックリサイクル事業 機密文書溶解・製紙事業 木質原材料製造事業 固形燃料(RPF)製造事業 倉庫業 |
本件に関するお問い合わせ先
日本紙パルプ商事株式会社 広報IR室 TEL:03-5548-4026