昨今、持続可能な社会の実現に向けた取り組みは、地球規模で切迫した課題となっています。 特に新たな課題として深刻さが増している「海洋プラスチックごみ問題」の解決のためには、廃棄物の適正管理に加え、プラスチック製品の3R(Reduce:減らす、Reuse:再利用する、Recycle:リサイクルする)の促進や生分解性に優れたプラスチックの使用、また、紙などの代替素材の開発と普及が必要です。このような状況に対応するため、当社グループは、地球環境の保全が企業経営における基本原則であることを改めて認識し、持続可能な循環型社会の構築に貢献する製品を市場で展開することで、事業を通じた環境負荷の低減に努めてまいります。
2018年、当社は植物由来の生分解性プラスチックBioPBS™を使用した紙コップを開発しました。
BioPBS™は、土の中に埋めると、微生物の力で水と二酸化炭素に自然に分解されるため環境に優しく、高い耐水・耐熱性に優れていることから、紙コップのラミネートに適した素材であることに着目、今後は、紙コップ以外のラミネート製品においても用途展開を検討し、海外での事業展開も進めていきます。
環境問題が深刻さを増す中、より環境に良い商品を選択する消費者、企業が増えています。
当社はこのようなニーズの高まりを受け、環境に配慮した製品を専門に取り扱うECサイト「Paper & Green」を2019年9月にオープン。
オンラインストアでの製品販売や、希望用件をお伺いするオーダーメイド製品の受注ショップとしての機能だけではなく、サイトを訪問していただいお客様へ向け、よりよい未来に向けた課題解決や、今後の商品選択の一助となるような環境視点の詳しい製品解説ページを設けています。
環境省は、世界的な海洋プラスチック問題の解決に向けて、個人・自治体・NGO・企業・研究機関など幅広い主体が連携協働して取組を進めることを後押しするため、「プラスチック・スマート -for Sustainable Ocean-」と銘打ったキャンペーンを立ち上げました。当社はこのキャンペーンに参加したほか、プラスチック製品の持続可能な使用や代替素材の開発・導入推進やイノベーションの加速化を目指す「クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス」へ加入するなど、企業の垣根を超えた取り組みにも積極的に行っています。
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日本紙パルプ商事 広報課 TEL 03-5548-4026