ニュースリリースNews Release

このたび、日本紙パルプ商事株式会社は、再生家庭紙を専門に販売する100%出資子会社の設立を決定致しました。

当社は、JPグループ中期経営計画2016において、事業分野別の目標として掲げております通り、生活必需品として底堅い需要が見込まれる家庭紙市場において、再生家庭紙の原料から製造・販売に至るサプライチェーン拡充と機能強化を推進しております。
その機能強化の一環と致しまして、家庭紙販売体制の充実と販売チャネルの多様化を図ることを目的に、再生家庭紙を専門に販売する100%出資子会社、「株式会社くらしネットJP」を設立、同子会社が再生家庭紙のメーカー5社（信栄製紙㈱、春日製紙工業㈱、丸井製紙㈱、特種東海エコロジー㈱、マスコー製紙㈱）と代理店契約を締結することになりました。

再生家庭紙の販売においては、小売量販店の全国チェーン化による広域サプライチェーンの要請や物流拠点の整備拡大など、安定供給や適時配送に対し、需要家からの要求がますます高まっております。それらの要求に応えるため、株式会社くらしネットJPは、代理店として、再生家庭紙メーカーへの的確な需給情報の提供、ファイナンスの供与等により、最適生産の支援を行っていくことで、需要期における機会損失を無くし、安定供給を提供していく予定としております。また、同時に全国ネットワークによる販売体制の構築や、高度な紙資源リサイクル等も推進してまいります。

さらに、新興国をはじめ、消費者の生活レベル向上に伴い、今後ますます伸長が期待される海外市場に対し、株式会社くらしネットJPを起点とした積極的な事業展開を推進してまいります。当社グループが長年にわたり築き上げてきたグローバルネットワークと、再生家庭紙メーカー5社とのアライアンスによるスケールメリットを融合することで、従来の個社対応では困難であった再生家庭紙の輸出による海外市場の開拓や、各国における古紙のリサイクル理念の普及を目指します。

■新会社の概要

本件に関する問合せ
秘書室 広報課　TEL 03-5548-4026