日本紙パルプ商事株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:渡辺昭彦、以下「当社」)と旭紙業株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小林裕明)の合弁会社である、PT Oriental Asahi JP Carton Box(インドネシア 西ジャワ州、代表取締役社長:堀田豊、以下「OAJ」)は、成長市場であるインドネシアでの更なる段ボールケース製造事業規模拡大のため新工場を建設、移転し、本格的に稼働を開始いたしました。
OAJは、1992年の設立以来、インドネシアにおいて現地から国外に向けて製品を輸出する日系企業向けに高品質な段ボールケースを供給するというコンセプトを掲げ、小ロット・多品種・ジャストインタイム納品体制を確立し、これまで順調に事業を推進してまいりました。
一方、近年は、インドネシア国内の中間・富裕層の増加による日用品メーカーの生産拡大に伴い、現地市場向けの段ボール需要が高まり、OAJ もこの需要の取り込みに注力しています。
現在世界第4位の人口を有するインドネシアは、2000年代以降右肩上がりで経済成長を続け、2019年度には2000年度比で実質GDPが約2.7倍となりました。2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、実質GDP成長率はマイナスとなりましたが、足元では回復の兆しを見せています。
この度の新工場建設・移転により、工場スペースの拡大および生産能力の増強を図り、従来の高品質を求める日系の輸出企業に加え、現地市場における新たな需要にも対応してまいります。
また、OAJは2015年6月に労働安全衛生マネジメントシステムの国際規格であるOHSAS18001を取得しており、同認証のISO規格化に伴い、2020年4月にISO45001を取得いたしました。新工場の建設にあたっては、従業員の労働環境の向上にも留意しており、工場面積の拡大に合わせ、安全な操業環境を整備しています。
新工場の全景
新工場内の生産設備
事業地 | インドネシア 西ジャワ州 MM2100工業団地内(旧工場隣接地) |
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敷地面積 | 60,000㎡(旧工場の約2倍の規模) |
建築面積 | 38,000㎡(旧工場の約2倍の規模) |
事業内容 | 段ボールケースの製造・販売 |
主要生産設備 | コルゲータ-2基、印刷・製函機4台、平抜機4台 |
取得認証 | ISO9001、ISO14001、ISO45001、FSC®森林認証(CoC認証) |
2018年12月 | 建設用地を取得 |
2019年5月 | 工場建屋の建設開始 |
2020年8月 | 工場建屋完成 |
2021年1月 | 新設設備の据付完了 |
2021年5~6月 | 旧工場から新工場への設備移管 |
2021年6月~ | 新工場での量産体制に移行 |
2021年9月 | 事務所等の移転も完了し、新工場に集約 |
社名 | PT Oriental Asahi JP Carton Box |
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所在地 | インドネシア 西ジャワ州 MM2100工業団地内 |
代表者の役職・氏名 | 代表取締役社長 堀田 豊 |
事業内容 | 段ボールケースの製造・販売 |
資本金 | 500万USドル |
設立年月 | 1992年6月 |
本件に関するお問い合わせ先
日本紙パルプ商事株式会社 広報室 広報課 TEL:03-5548-4026