- Q海外研修生応募のきっかけや理由
- A入社以前より、いずれは海外業務に携わりたいと考えていました。入社後は、国内営業をしている中で、もう少し大きな市場を見てみたいと感じるようになり、より海外研修への意欲が高まっていきました。アメリカ研修ではなく中国研修を希望したのは、中国のその大きな市場には、まだまだ伸びる余地があるのではないかと考えたからです。また、2年間の研修で語学だけではなく、実務も経験できることは大きな魅力でした。
- Q海外研修生1年目の中国語学習について
- A4-6月:語学学校、7月:大学夏期講習、9-1月:大学秋学期、1-3月:語学学校(いずれも午前中)で学習しました。
大学の秋学期は毎日宿題があり、中間・期末テストもあるので、勉強することが自然と習慣になります。上海はカフェが多いので、会社帰りにカフェで勉強することもありました。
また、中国のテレビ番組はほとんどが字幕付きなので、家では基本的にテレビを付けっぱなしにしており、字幕を追いながら発音を聞いています。
- Q現在の業務内容
- Aコンバーター(加工業者)からの中国語の報告書を日本語に翻訳したり、見積書を作成したり、得意先への訪問に同行したりもしています。また、わたしは貿易に関する知識がゼロからなので、業務を通して学んでいます。
- Q現地での業務・生活における良い点と苦労している点
- A業務面において、ローカルスタッフに同行して得意先を訪問すると、中国での仕事の距離感やスピード感を実際に体感することができ、これは現地で研修をしているからこその大きなメリットだと感じています。一方で、会話内容のすべてを把握できるわけではないので、言語的な障壁が高い点には苦労しています。
生活面においては、基本的に上海で困ることはありません。日本よりは割高ですが日本食を食べたり、日本製品を買ったりすることもできます。苦労するのは、中華料理が続くと胃もたれすること、そして自動車・バイクの運転が荒く、ひやりとさせられることくらいでしょうか。。。
- Q海外研修生になって自身の一番の変化
- A大きく変わったのは、中国という国への印象です。やはり日本にいると、観光するのも少しハードルが高いというイメージがあるかと思います。しかし実際は、どこへ旅行しても出会うのはあたたかい人たちばかりです。わたしは旅行先の宿で、「パスポートを出されなければ日本人と分からないけれど、地図を丁寧にたたむ姿を見たら、やっぱり日本人ね」と言われたことがあります。その言葉からは、異なる文化的アイデンティティを好意的に受け止める懐の深さのようなものを感じました。中国にいると、物事を多面的に捉え、情報を取捨選択し、総合的に判断することの大切さを改めて実感します。
- Q今後の目標
- Aわたしは、入社から研修前までは出版物で使われる紙を主に扱ってきましたが、研修先ではより付加価値の高い商材へのワークに力を入れており、その重要性を感じることができました。また自分が思っていた以上に、当社では幅広い商材を扱うことが可能なのだと再認識することができました。語学だけでなく、中国ビジネスの一端に触れ、より広い視野で感じ学んだことは、今後のキャリアにおいてとても貴重なものだと考えています。いずれは、当社ではまだ前例の少ない女性駐在員として活躍することを目標に、今後も頑張っていきたいと思います。
ある1日のスケジュール

- 6:00
- 起床
上海の夏は朝までエアコンが必須です。 - 7:40
- 出社
会社で朝ごはんを食べます。中国の人は朝ごはんをしっかり食べる人が多いです。 - 8:00
- 始業
メールを確認し、新聞を読みます。 - 9:30
- 外出
ローカルスタッフに同行し、社用車で外出します。車移動が基本です。 - 10:30
- 訪問1軒目
ファンシー系の紙が得意な紙商を訪問し商談。見本をもらいます。 - 12:00
- 昼食
高速道路のSAにて昼食。 - 14:00
- 訪問2軒目
日本への輸出品を検品する工場にて、検品・荷積みの現場を確認します。 - 16:15
- 帰社・退社
基本的に全員定時退社で、メリハリのある職場環境です。
休日の過ごし方
社外のテニスサークルの活動に参加したり、中国国内各地へ旅行したりしています。
様々な業界・年代の人と交流し人脈を広げられるのも、海外日本人コミュニティならではの貴重な経験です!

就活予定の学生にアドバイスやコメントをお願いします
就職活動では、他人と自分を比べる必要はありません。自分はこんな人間なのだと、ありのまま自信をもって話すことが大切だと思います。色々な業界、そしてそこで働いている先輩方を見て、ぜひ自分にぴったりの企業を見つけてみてください。