BUSINESS STORY #05敢えて厳しい道を選び、新たな未来を切り開く

卸商ビジネス全体を俯瞰

紙という商材は種類が多く、使用量・納品方法・納期等、ユーザーによってニーズは多岐に渡る。
その顧客の様々なニーズに対し当社だけで対応する事は難しい。

そういった状況に対応すべく、紙の流通業界には、製紙メーカーが作る製品の販売を委託され、比較的大口の商売の受注が中心となる「一次卸」と、より少量単位での加工・配送を得意とし、細かな顧客ニーズに対応する「二次卸」が存在し、国内の商流を担っている。 当社は一次卸であり、二次卸にあたるのが「卸商」と呼ばれており、紙の供給は、一次卸・二次卸双方が与えられた役割を果たすことで成り立っているのだ。
T.K.が所属している卸商営業本部は、その「卸商」へ必要な紙をスピーディーに安定供給することが使命である。

「卸商さんの求めている紙を確実に確保し、届けなければならない緊張感は、日々感じています。また、大口の案件等があった際は、ライバル社との競合となります。他社との受注競争となる為、そこに勝てるよう動くのは、やりがいがありますね。」 
入社以来卸商本部一筋のT.K.は、現在所属課の筆頭課員として、管理職と現場若手社員を橋渡しする役割を担っている。この役割を果たす為に、卸商ビジネス全体を俯瞰する目線を意識しながら、彼は日々仕事と向き合っている。

ビジネスを見直し、新たな付加価値をつける

ただ、昨今は印刷用紙等の需要減により、従来通りの方法でただ紙を販売するだけでは、商売としては縮小の一途を辿ってしまう。
その為、彼はこれまでになかった、新たな取組みにチャレンジしている。

「アイディアは色々あります。例えば、現在考えているのは当社の物流網を活かした提案です。
紙の使用予定量というのは曖昧で、実際に取引を始めたら、予定より全然使わなかった、という事もあります。その際でも、当社は様々な販路を持っている事から、その販路を活かして、余った在庫を必要としている他の卸商さんに販売する事ができる。そうすれば、卸商さんはその余った在庫の心配をすることなく、安心して当社と取引ができますよね。」
当社の販売網を存分に活かし、お互いにWin-Winの関係が築けるアイディアだ。その他にも、複雑な紙の取引に対応するIT技術の導入も、現在推進している。

「日々の業務改善にも力を入れています。例えば、卸商さんとの取引を記録する伝票作成業務のRPA(Robotic Process Automation)化です。これまでは、何千件にも及ぶ取引記録を一つのデータに入力後、他のデータに転記も行っていた為、修正や計上に多くの時間が必要でした。RPAを導入した事で、一度入力した数値が自動的に他のデータに反映される為、転記ミスや作業時間の削減に繋がり効率的な業務が行えています。このような改善の積み重ねが、当社の競争力向上になると考えています。」
紙の供給に必要な要素を見直し、より自社で何ができるかを考える事で、新たなイノベーションを起こそうとしている。

進むのは、敢えて厳しい道

共に長い歴史を築いてきた卸商さん相手だからこそ、他の商売にはない新たな可能性があると彼は言う。
「紙というのは、確かに印刷用紙の需要減等、厳しい側面もあります。ただ、世の中からは絶対になくならない素材です。そして、私たちと卸商さんは、長い歴史の中で一朝一夕では築けない深い関係を築いてきました。だからこそ、お互いに強い信頼がありますし、その関係性を活かした新たなビジネスを構築していきたいと考えています。厳しい道と厳しくない道があるなら、私は敢えて厳しい道を選びますね。その時はどれだけ辛くても、1年後には大半の事が笑い話になっていますから。」
伝統的なビジネスに、独自のエッセンスを加え、新たな付加価値を生み出す。
描くビジョンの実現に向けて、これからも彼は日々邁進していく。

T.K.
営業部門
2008年入社
卸商営業本部

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