BUSINESS STORY #07さらなる物流機能強化を推進

常に先手で物流機能を強化し、時代を一歩リードする

「得意先の印刷工場で印刷トラブルが発生したんだ!通常の配送手配時間はとっくに終わっているけど、今日中に刷り直し用の紙を納入しなくてはいけなくなった。大至急手配を頼みたい!」H.S.のもとにこうした終業間近の緊急案件が舞い込んでくるのは珍しいことではないが、当社はこんな無理難題でも着実にこなし顧客の信頼を積み上げてきた。
「物流の基本は"Just in Time"。つまりユーザーが望むものを、ユーザーが必要なときに、タイムリーに届けること。」日々物流業務に携わっている彼は言い切る。

当社は、従来より物流を商社の主要な機能のひとつと位置づけ、"Just in Time"を徹底するため、常に時代を一歩リードする形で物流機能の改善と高度化を図ってきた。「しかし、ますます多品種化・小口化・短納期化が進む現状では、複雑化・多頻度化するユーザーの要求に的確な対応をするとともに、いかに物流コストを抑制し低減するかが課題となっています。このテーマに対する最善策として当社全体として取り組んだのが、社内の物流部門と当社グループ内の物流子会社の機能を合わせ、一体的運用に移行することでした。」

当社の物流体制を刷新

当社は2013年4月に「JPロジネット株式会社」、「JPトランスポートサービス株式会社」を設立、グループ全体の視野に立った物流機能の集約と再編を行い、新たな物流体制に移行した。
「JPロジネット株式会社」では、物流業務の一元管理による効率化を目的に、当社本体にあった物流部門や子会社のジェーピー共同物流(JCL)で個別に担っていた保管・配送・加工管理を集約し、その上で配送の効率化、機能の強化を実施するとともに、今後の改革や新規事業への取り組みに対するスピーディーな施策の立案・実行を可能とする機動力のある組織をより目指していく。

また、既存の中井紙輸送株式会社をリニューアルし、JPロジネット株式会社の100%子会社となった「JPトランスポートサービス株式会社」は、コスト競争力のある配送専門会社として、ドライバーがお客様とのコミュニケーションを大切にし、顧客の要望を吸い上げ、情報を集積していくことで、かゆい所に手の届くきめ細かいサービスの提供ができる配送会社を目指していく。

前部署での経験も活かして

「私は入社当初から6年間、株式会社ジェーピー情報センターというシステム系子会社に在籍した後、7年目より当社の物流部門に異動し現在に至ります。今後、物流もよりシステム化することで効率化や利便性の向上を目指していかなければならないと考えています。現状、トラックの運行管理を目的にトラックの現在地を把握する貨物追跡システムを導入していますが、今後は現在地という「点」の情報ではなく、運行経路である「線」での管理が必要になると考えていて、これを実現すると貨物の状況や到着予想時刻などの細かな情報までを「見える化」することができ、そのような動態管理システムの導入を会社として検討しています。私が入社以来6年間で経験したシステム系の知識も活かしながら、この施策を会社として実現していければと考えています。」

彼の「先」を見据えた仕事が、今後の当社物流を推し進めていくにちがいない。

H.S.
業務部門
2004年入社
JPロジネット 営業本部

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