日本紙パルプ商事株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:野口 憲三、以下「当社」)の子会社であります、株式会社野田バイオパワーJP(本社:岩手県九戸郡野田村 代表取締役社長:大田 直久)は岩手県野田村で進めておりました、木質バイオマス発電プラントの建設工事を完了し、この度、営業運転を開始いたしました。野田バイオパワーJPは再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)の下、2016年7月より20年間にわたり発電事業を行ってまいります。
この木質バイオマス発電プラントは、近隣の未利用材や樹皮、またアブラヤシの実の種殻(PKS)などを燃料とし、発電能力は2万6,800世帯の年間消費電力に相当します。これは、東北地区の木質バイオマス発電設備としては2番目の規模です。
野田バイオパワーJPの事業は2011年の東日本大震災の津波で大きな被害を受けた野田村の復興事業の一つとして位置づけられており、地元岩手県での採用活動を行うなど雇用面で地域貢献の第一歩を踏み出しています。
当社は、グループ内製紙会社への電力供給を目的としたバイオマス発電事業に2007年に参入、以来、社会的要請が高まっているクリーンで安全な電力の安定供給を目的に、再生可能エネルギーによる発電事業に取り組んでおります。現在、当社グループでは、木質バイオマス発電所が2ケ所、太陽光発電所が3ケ所、計5ケ所が既に発電事業を開始しております。
日本紙パルプ商事グループは、再生可能エネルギーによる発電事業等を通じて、社会全体の環境負荷軽減に寄与するとともに、地域社会に貢献する事業活動の拡充を目指してまいります。
会社名 | 株式会社野田バイオパワーJP |
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事業内容 | 木質バイオマス発電(使用燃料:未利用材、バーク、剪定枝、PKS) ※PKS:アブラヤシの実の種殻(Palm Kernel Shell) |
所在地 | 岩手県九戸郡野田村大字野田14地割67番地1 |
発電出力 | 14,000kW(14MW) |
年間発電量 | 96,480千kWh /年 |
営業運転開始日 | 2016年7月1日 |
当社出資比率 | 70% |
<現地近影>
事業内容 | 太陽光発電 |
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所在地 | 北海道釧路市音別町 |
敷地面積 | 119ha(パネル設置面積39ha) |
モジュール | 245W×100,800枚 |
出力 | 20,000kW(20MW) |
年間発電量 | 約26,000千kWh |
営業運転開始 | 2015年7月 |
当社出資比率 | 100% |
事業内容 | 太陽光発電 |
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所在地 | 岩手県九戸郡洋野町 角浜サイト/平内サイト |
出力 | 9,300kW(9.3MW) |
年間発電量 | 約11,600千kWh |
営業運転開始 | 2014年7月 |
当社出資比率 | 34% |
事業内容 | 太陽光発電 |
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所在地 | 宮城県石巻市 |
出力 | 9,500kW(9.5MW) |
年間発電量 | 約11,878千kWh |
営業運転開始 | 2014年4月 |
当社出資比率 | 10% |
事業内容 | 木質バイオマス発電(使用燃料:間伐材、林地残材の未使用木材や製材残材等) |
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所在地 | 島根県松江市 |
出力 | 6,250kW(6.25MW) |
年間発電量 | 約43,164千kWh |
営業運転開始 | 2015年6月 |
当社出資比率 | 40% |
事業内容 | 木質バイオマス発電(使用燃料:建築廃材、森林間伐材等) |
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所在地 | 岐阜県加茂郡川辺町 |
出力 | 4,300kW(4.3MW) |
年間発電量 | 約28,500千kWh |
営業運転開始 | 2007年6月 |
当社出資比率 | 90% |
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