日本紙パルプ商事株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:渡辺昭彦)の子会社 Japan Pulp & Paper (M) Sdn. Bhd.(本社:マレーシア クアラルンプール 代表者:Guan Swee Kwee)は、PKS(※)の回収・販売事業を行うOVOL New Energy Sdn. Bhd.(本社:マレーシア クアラルンプール 以下ONE社)を設立し、この度営業を開始致しました。
(※)PKS:アブラヤシの実の種殻(Palm Kernel Shell)
アジア大陸の東南端に位置するマレー半島では、油脂作物であるアブラヤシが食用・工業用に多く生産されており、多くの搾油所が存在しています。 油を採る際に出るアブラヤシの実の種殻「PKS」は、バイオマスエネルギーとして大きなポテンシャルを持つ資源であり、近年では国際的に注目を集めています。日本においても、再生エネルギー固定価格買取制度(FIT)で事業計画が認定されたバイオマス発電所の本格稼働が続く見通しで、今後PKSの需要は更に増加するものと考えられます。
ONE社は、マレー半島南部・マレーシア最大の貿易港であるポートクランにストックヤードを構え、搾油所で発生したPKSを回収・選別し、マレーシア国外に向けて輸出を行います。当社子会社で木質バイオマス発電所を運営している株式会社野田バイオパワーJP(本社:岩手県九戸郡野田村 代表取締役社長:大田 直久)への供給に加え、グループ外の木質バイオマス発電所向けの取り扱いも予定しております。
ONE社の設立により、当社グループはバイオマス燃料を国内向けに安定供給する体制を強化することが可能となります。今後はPKSの取扱量を増やしていくことで、社会全体の環境負荷軽減に寄与するとともに、資源循環型社会の構築に努めてまいります。
商号 | OVOL New Energy Sdn. Bhd. |
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本社所在地 | Business Suite 19A-22-1, Level 22, UOA Centre, 19 Jalan Pinang, 50450 Kuala Lumpur, Malaysia |
事業内容 | PKS回収・販売事業(集荷、選別、保管、出荷(船積)) |
資本金 | 200,000マレーシアリンギット(約550万円(注)円表記は1RM=27.50円で換算しております。) |
出資者及び出資比率 | Japan Pulp & Paper (M) Sdn. Bhd. 100% |
代表者 | Guan Swee Kwee |
屋外ヤードから保管倉庫へ繋がる選別機
重機で受入ホッパーへ投入されるPKS
磁選機で異物を取り除く様子
本件に関するお問い合わせ先
日本紙パルプ商事株式会社 広報室 広報課 TEL:03-5548-4026