日本紙パルプ商事株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:渡辺昭彦、以下「当社」)のグループ会社で再生家庭紙の製造を行うコアレックス信栄株式会社(本社:静岡県富士市、代表取締役社長:黒﨑曉、以下「コアレックス信栄」)は、コクヨグループでオフィス通販を行う株式会社カウネット(本社:東京都港区、代表取締役社長:高橋健一郎、以下「カウネット」)が実施している紙パック飲料容器リサイクルサービスの試験運用に、協力企業として参加いたしました。
飲料容器においては、メーカー各社、業界団体が再生可能な資源の循環に向けた取り組みを展開していますが、紙パック飲料容器の回収率は他の飲料容器と比べ低い水準に留まっています。(全国牛乳容器環境協議会:2019年使用済み紙パック回収率32.3%)
こうした状況を踏まえ、カウネットは紙パック飲料容器の回収率向上に貢献するため、2021年11月1日より法人向け紙パック飲料容器リサイクルサービスの試験運用を開始しました。試験運用はカウネットのオフィスでスタートし、検証の上でコクヨグループの各オフィスに順次拡大される予定です。試験運用終了後、2022年4月より法人向けサービスとして本格運用の実施が予定されています。
回収された紙パック飲料容器は、コアレックス信栄の工場でトイレットペーパー原料の一部として利用され、カウネットプライベートブランド「カウコレ」シリーズとして製品化、販売されます。
当社グループ会社のコアレックス信栄は、今ではあたりまえとなっている牛乳パックや紙コップの再資源化にいち早く取り組み、トイレットペーパーの原料として使用してきました。コアレックス信栄は、再利用しにくい難再生古紙(切符や複写伝票、ホチキス付きの紙やラミネート紙など)の原料化など、独自の革新的な技術を有し、業界に先駆けた新たなリサイクルシステムを構築しています。 この度の試験運用においても、その技術力を活用し、回収された紙パック飲料容器を再資源化することで、持続可能な社会と地球環境への貢献に取り組みます。
●試験運用開始日
2021年11月1日
●試験運用実施企業
株式会社カウネット
●試験運用協力企業
飲料:株式会社伊藤園
再資源化:コアレックス信栄株式会社
●本格運用開始日(予定)
2022年4月
※尚、本格運用後のサービスの詳細につきましては、試験運用で得られた情報をもとに対象品の拡大、運用方法の見直しが行われる予定です。本格運用の詳細については、あらためてお知らせいたします。
本件に関するお問い合わせ先
日本紙パルプ商事株式会社 広報室 広報課 TEL:03-5548-4026