日本紙パルプ商事株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 社長執行役員:渡辺昭彦)のグループ会社で再生家庭紙を製造するコアレックス信栄株式会社(本社:静岡県富士市、代表取締役社長:黒﨑曉、以下「コアレックス信栄」)は、2023年5月19日(金)~5月21日(火)に開催されたG7広島サミットの会議会場並びに関連施設において、日本テトラパック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社⾧:アレハンドロ・カバル、以下、「日本テトラパック」)他と協業し、提供された日本テトラパック製の使用済み紙容器の分別、回収からリサイクルまでの一貫した資源循環を実現し、本サミットにおける気候変動対策への取り組みを多面的に支援しました。
出典:首相官邸ホームページ
会場となったホテル、パートナーズプログラム、国際メディアセンターへアルミ付き紙容器のミネラルウォーターが提供され、コアレックス信栄は、国際メディアセンター内にミネラルウォーター紙容器専用の回収ボックスを設置して施設内で発生した使用済み紙容器を分別回収し、同社にてトイレットペーパーやティッシュペーパーなどの原料としてリサイクルされました。
今回、G7 サミットで提供されたミネラルウォーターは、日本テトラパック製『テトラ・プリズマ®アセプティック 330ml スクエア ドリームキャップ™ 26』入りの製品です。この紙容器はFSC®(森林管理協議会)の認証を受けており、また一部の製品には、植物(サトウキビ)由来のポリエチレン製のキャップが採用され、植物由来の素材を使用することで、再生可能資源の使用率63%、二酸化炭素排出量の削減率7%を実現しています。
国際メディアセンターで提供されたミネラルウォーター類製品
ミネラルウォーター紙容器専用の回収ボックス(中央)
ミネラルウォーターに使用される紙製容器は、漏水や光の透過による劣化防止ためアルミが蒸着されており、紙繊維との分離が困難であることから難再生古紙として、一般的にはリサイクルされず焼却処分されています。
コアレックス信栄は独自技術によって、アルミ蒸着され且つキャップが一体となっている状態でも製造工程の中で分離、紙繊維のみを抽出し製品化することが可能です。更に、分別された異物についても再資源化の流れを確立しゼロ・エミッションを達成しています。
※使用済み紙製品容器再資源化の様子
今後もコアレックス信栄は、難再生古紙の回収、再資源化を行うことで、ごみの発生量削減とともに古紙原料の確保、森林資源の保護・節約につなげ、持続的な循環型社会の構築に貢献していきます。
社名 | コアレックス信栄株式会社 |
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代表 | 代表取締役社長 黒﨑曉 |
所在地 | 静岡県富士市中之郷575-1 |
電話番号 | 0545-56-2513 |
ホームページ | https://corelex.jp/ |
設立 | 1961年5月30日 |
資本金 | 2,700万円 |
事業内容 | 衛生用紙製造 |
本件に関するお問い合わせ先
日本紙パルプ商事株式会社 広報室 TEL:03-5548-4026