BUSINESS STORY #02新しい技術から、新しい商品を世の中へ

新規事業の核を創造したい

名古屋市の久屋大通の近くにある真新しいオフィスビル、日本紙パルプ商事中部支社の産業資材部内の部署にH.T.は所属している。素材である「紙」を売るイメージの強い日本紙パルプ商事の中で、所属部署はどのような位置づけか?
「一言でいうと、『何でも屋』です。」
ラミネート加工等を施した紙加工品、紙器・フィルムなどのパッケージ関連商品、紙関係の加工機といった、それぞれの商品を扱う独立した課を統合したのが現在の組織だ。加えて薬品等も扱っており、取扱商品は非常に多岐にわたる。直接のユーザーから当社グループ会社、二次店と販売先も様々だ。私達の手に触れる最終製品を挙げると、車から有名製菓店の箱、コンビニおでんのケース、そして生理用品や妊娠検査薬までと実に幅広い。東京本社であれば取扱い商品や販売先によって複数課にまたがる業務を、課長含め6名の少数精鋭でこなしている。

なんでも、どこにでも売る産業資材部門

得意先、取扱商品ともに自由である分、それぞれを広げて商売を創っていくのは容易ではない。
「まず取っ掛かりとして小さな仕事から関係を造り、大きな商売へと繋げていきます。」
展示会に行き新規顧客を開拓し、包装材等どの企業でも必要としている商品から仕事を掴む。しかし世にあふれる既製品を売るだけでは、価格の競争や関係の変化で簡単に商売は終わってしまうことが多々あるという。
「長く続く太い仕事を創るには、当社が関わっているからこそオリジナルでありうるという商品にすることが大事なんです。そのために重要となってくるのが『加工』ですね。」
例えばどこでも扱えるような紙と加工会社を結び付け、当社の加工商品としてオリジナル商材を納入するなどだ。しかしこれには素材の紙の知識だけでなく、加工会社やその技術についての深い知識までが必要となってくる。

オリジナルの商品を求めて

現在、樹脂が主成分である合成紙の加工を手掛けているが、これらは「直接手で触らない」「一般の紙と触れさせない」などの注意が必要な品種もある。加工会社の得手不得手を熟知したうえで仕事を発注し、場合によっては取扱いの細かい指示まで必要となる。紙、加工自体の知識はもちろんであるが、パートナーとなる加工会社の機械から技術力の見極め、また自由に情報交換のできる関係性がなければ商売は成立しないという。また、紙ならではの湿気による伸び縮みである「寸法公差」は、±何mmまでといった厳しい基準が課される場合も多い。これら多様な素材と加工の知識、そして加工会社との取引経験を組み合わせ、顧客のニーズに合ったオリジナル商品を提案することで新規事業が生まれるという。
「いつか自分の手で、将来まで続く大きな新事業を手掛けたいですね。」

日々大切にしていること

そう希望を語る彼女が多様な商売を手掛ける中で、大切にしていることは何か?
「たった一度の経験、『ワンチャンス』を逃さずに自分の中にストックすることです。」
出会った知識や情報を整理し、自分の財産として定着させることを常に意識しているという。
「すごいスピードで通り過ぎていくたくさんの情報のうち、商売にすぐ役に立つものを残すことは簡単なんです。すぐ役立たなくても後々大切になってくる情報、これをどうやって自分の中に繋ぎ止めていくのか。新しい事業の核になるものを作り出すには、その積み重ねが重要だと思っています。」
一つのことを深めるには肯定否定両方の10冊の本を読めばいいという言葉が、彼女には印象深かったという。常にアンテナを張って、それらを整理し深く考える。日々の営業を次々こなす中で容易なことではない。
「忙しさに流されずにしっかりと物事を深く考えて、次に繋げていきたいですね。」

今後のキャリアビジョンについてはこう話す。
「合成紙だけではなく紙も扱ってみたいし、やったことのない輸出入にも興味があります。中部地方だけではなく、いろんな地域の顧客とも接してみたい。人脈と広い知識を身に着けて、新しい技術から新しい商品を世に生み出したいですね。」

彼女は商社ウーマンとして、より広いステージを視野に入れている。

H.T.
営業部門
2008年入社
中部支社

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