日本紙パルプ商事株式会社は、このたび、新エネルギー開発株式会社との共同出資により、新たな木質バイオマス発電事業を開始することを決定致しました。
新エネルギー開発株式会社との共同出資による事業会社、株式会社野田バイオパワーJP が、岩手県九戸郡野田村に年間総発電量、約9,648万kWhの発電設備を建設し、発電事業を行うもので、2016年4月の稼働を予定しております。発電した電力は、再生可能エネルギー固定価格買取制度を利用して、全量電力会社へ売電する予定です。燃料の木質チップに、未利用材だけでなくバーク(樹皮)も使用することで、地域林業及び野田村の震災復興に対して貢献し、循環型社会の形成に繋がるものと考えております。
日本紙パルプ商事は、島根県松江市においても電力会社への電力供給を目的としたバイオマス発電事業に共同参画し、2015年4月の稼働を目指して、現在設備の建設を進めております。今後も社会の要請に応える資源・環境関連事業を、お取引先をはじめとする企業や自治体との連携のもとに、幅広く推進していきたいと考えております。
■株式会社野田バイオパワーJP 概要
所在地 | 岩手県九戸郡野田村大字野田14地割67番地1 |
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資本金及び出資比率 | 468百万円 日本紙パルプ商事株式会社 77.78% 新エネルギー開発株式会社 22.22% |
事業内容 | 木質バイオマス発電 |
使用燃料 | 未利用材、バーク、剪定枝、PKS 合計年間14万トン ※PKS:パームヤシの実の種殻(Palm Kernel Shell) |
燃料調達先 | 野田村森林組合、岩手県内森林組合及び林業者、他 |
主要設備 | 流動層ボイラー、蒸気タービン発電機 |
発電出力 | 14,000kW |
年間発電量 | 9,648万kWh(一般家庭約26,800世帯分の年間使用電力量に相当) |
売電収入見込 | 年間約26億円 |
総投資額 | 約65億円 |
設備稼働予定 | 2016年4月 |
本件に関する問合せ
環境事業本部 環境事業課 青山 泰司 TEL 03-5548-4038