当社グループが事業を展開するうえで、地域社会における環境負荷の低減、社会・経済面での貢献による共存共栄が必要不可欠であると認識し、「地域社会」をマテリアリティとして特定しており、各自治体と連携したイベントへの協賛や、資源リサイクルへの理解促進に向けた活動を行っています。
シンガポールで紙・板紙・包装資材、ならびにビジュアルコミュニケーション資材・関連機器の卸売事業を展開するOVOL Singaporeは、シンガポール国立公園庁(NParks)が推進する都市緑化プロジェクト「OneMillionTrees Movement」に参画し、地域社会とともに環境保全活動を推進しています。
同社は売上の一部を原資として、環境保全を支援する寄付基金「Garden City Fund」のPlant-A-Treeプログラムに累計4万5千シンガポールドルを拠出しており、この資金は市内の公園や緑道における植樹活動などに活用されています。また、2022年から2025年にかけてNParksと連携し、計3回の植樹イベントを企画・運営しました。これまで社員や顧客、サプライヤーなど168名が参加し、業界の垣根を超えた環境保全活動の輪を広げています。
参加者は、樹木が都市の気温上昇の抑制や生物多様性の保全、空気の浄化に果たす役割への理解を深めるとともに、環境問題の解決に向けて多様なステークホルダーが協働することの重要性を共有しました。本活動は、持続可能な社会の実現に向けた意識の醸成に加え、地域コミュニティとの関係強化にも寄与しています。
2026年3月、当社は神戸市主催の「KOBE BOOK FAIR & MARKET 2026」に出展し、紙を通じて地域の学びと交流を育む場づくりに取り組みました。イベント全体では約7,000人が来場し、当社グループのブースにも1,000人を超える方々にお立ち寄りいただきました。
展示コーナーでは、本に使用される紙の選定から製本までの工程を紹介したほか、和紙糸を活用したアパレル製品や古紙を原料としたトイレットペーパー・ティッシュペーパーの展示、災害時に活躍する移動式トイレトレーラーの紹介を通じて、紙の多様な可能性や資源循環、防災への取り組みを身近に感じていただきました。
体験コーナーでは、紙に関するクイズや紙芝居、自分で選んだ紙を使ってノートを制作するワークショップを実施し、多くの親子連れでにぎわいました。また、トークイベント「紙の本と書店に宿る機能美とは?」では当社社員も登壇し、参加者とともに紙の本と書店の魅力を改めて見つめ直す機会となりました。